暑さ・寒さ対策
「夏、2階が暑い」「暖房しているのに足元が冷える」「光熱費が高すぎる」断熱不足を解消して快適な住空間にするには?断熱の方法には、機密工事、窓廻り見直し、断熱工事があげられます。
断熱工事は屋根、天井裏、床、壁に断熱材を入れます。断熱工事をすることによって光熱費を削減できるほかにも、家の耐久性を保つ効果もあります。
夏場の暑さをしのいで家の中を少しでも涼しくするためには、実は、屋根からの熱を遮断することが重要です。
夏場の太陽に照らされた屋根は高温になり、その熱が伝わって天井裏と天井も42〜46度にもなります。冬の寒さを防ぐには、床下から伝わる冷気を防ぐことが重要です。
工事の種類




断熱材の種類としては「マットボード状」のものや、「綿状」のものなどがあります。「マットボード状」のものだと細かいところや、小屋裏(屋根と天井との間にできる空間)などはどうしても隙間ができてしまいます。そういったところには、吹き付けなどで施工します。
工事の注意点
- 断熱材で家全体をすっぽりと包む
- 断熱材は壁のように家の内と外をはっきり分けるところに施工します。
小屋裏や床下には換気口がある場合は、天井や床を断熱施工します。
小屋裏がない場合には、屋根を断熱します。
土間床は、基礎までしっかり断熱しましょう。 - 窓は二重サッシや複層ガラスに
- 窓は壁などに比べて断熱性を高めにくいところです。断熱工事のうえに、カーテンや断熱雨戸などと組み合せるとさらに効果的。
- 気密性を高めます
- 隙間が多くては、せっかくの断熱施工も効果が出ません。
断熱材も隙間がないように連続して施工することが大切。
家全体を隙間なく仕上げます。窓やドアのような開口部の隙間にも注意しましょう。